※新型コロナウイルス感染拡大に関する緊急事態宣言を受け、たましん美術館(立川市)およびたましん歴史・美術館、歴史資料室(国立市)は4月25日(日)より5月11日(火)まで臨時休館いたします。
再開等の情報についてはHPにてお知らせいたします。
誠に申し訳ございませんが、 ご理解とご協力のほどお願いいたします。
たましんの日本画[併設]古陶磁コレクション
2021.3.27(土)~5.9(日) ※臨時休館
たましん歴史・美術館
「日本画」と聞いて、思い浮かべるのはどんな絵でしょうか。掛け軸でしょうか。それとも屏風でしょうか。
もともと「日本画」という概念は、当然「日本以外の絵」の対概念であり、西洋絵画の技術が一気に流入した近代以降、いわば日本という近代国家の誕生にともなってその概念が生まれたと言えます。
この「日本画」という言葉を技法・材質の観点から定義するならば、絹もしくは紙に、墨、岩絵具(顔料)、染料を用いて描かれた絵のことであり、それに該当していれば掛け軸でも屏風でも額装作品でも、日本画と呼ぶことができます。
かつては書院造りの床の間を飾る調度として愛でられてきた掛け軸も、近代以降は鑑賞方法の変化にともなって、その形態が変化していきました。展覧会会場で多くの人に一般公開するものとして、額装が中心になり、そのサイズも大きくなっていきました。それが会場芸術時代の日本画です。
近現代において、各画家たちは伝統的な素材を用いながら、それぞれの時代に即した新たな表現に挑戦を続けました。なかには、岸田劉生や河野通勢のように洋画家として活躍しながら、日本画に挑戦し、己の殻を打ち破ろうとする画家がいました。また、佐藤多持のように、従来の日本画の概念にとらわれず、前衛的ともいえる抽象画を描いた画家もいます。
多摩信用金庫(たましん)の日本画を蔵出しした本展において、近代以降の日本画の挑戦と革新に想いを馳せていただければ幸いです。
たましん歴史・美術館
〒186-8686 東京都国立市中1-9-52 多摩信用金庫国立支店6階
TEL : 042-574-1360 FAX : 042-577-5070
HP : https://www.tamashinmuseum.org/
主催:公益財団法人たましん地域文化財団
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)
休館日:月曜日、祝日
入館料:100円
次の項目に該当する方は、無料でご覧いただけます。
・中学生以下
・障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方
・多摩らいふ倶楽部会員(お連れの方1名まで)
・シニア・スクエア会員(お連れの方1名まで)
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